1984-01-20 第101回国会 参議院 決算委員会 第3号
言うまでもなく北海道の畑作は麦、てん菜、バレイショ、そして豆類の四作物で輪作経営を行っているのでありまして、雑豆の適切な作付が確保されて初めて三十万ヘクタールを超える北海道の畑作全体が成り立つというきわめて重要な作物であります。このように現在輸入規制している農産物の輸入自由化あるいは枠の大幅拡大は、地域農業に重大な影響を及ぼすことはもう言うまでもありません。
言うまでもなく北海道の畑作は麦、てん菜、バレイショ、そして豆類の四作物で輪作経営を行っているのでありまして、雑豆の適切な作付が確保されて初めて三十万ヘクタールを超える北海道の畑作全体が成り立つというきわめて重要な作物であります。このように現在輸入規制している農産物の輸入自由化あるいは枠の大幅拡大は、地域農業に重大な影響を及ぼすことはもう言うまでもありません。
そのつくっております作物もてん菜、バレイショを初め小麦でございますとか、あるいは豆類でございますとか、それから自給飼料作物、そういったものが中心でございまして、畑作の特徴といたしまして、これらの作物を合理的に組み合わせて輪作経営を成り立たせる、こういう宿命を持っておるわけでございますので、どの作物一つとってみましても大事な作物ばかりでございます。
○政府委員(小島和義君) 普通畑作の場合には、いまお話がございました基盤整備でありますとか、あるいは経営規模の問題があるわけでございますが、普通畑作に特徴的な問題といたしまして輪作経営という問題があるわけでございます。
○二瓶政府委員 畑作の輪作経営の強化を図る、このことは、御指摘のとおり輪作障害防止という面でも非常に効果があるわけでございます。そういうために、具体的に輪作奨励金というようなものを交付するというようなことを考えるべきではないかということでございますが、この面につきましては、農林省内部におきましても相当詰めて検討したことはございます。
次いで、畑作の輪作経営の強化をして、健康な土づくりというもの、これも取り上げる一つの大きな今後の課題になってくるのじゃないか。私は、その時期をいまと見ているわけでありますが、地力の増強対策、こういう面での対応というのは、これは十分なものかどうか。
つまり、畑作の輪作経営を強化して健康な土地づくりをまず考えていかなければならない時期にも来ている。そうなりますれば、諸般の畑作経営を維持していくためにも、輪作特別奨励制度のようなものも新たにつくっていくということが必要ではないか。
そして、輪作経営で最も有利な、いまシスト線虫対策の最も有利な作物の一つとしてこれがあるということの御認識を持ってこの対策に取り組んでほしいと思うのです。これなら春先、これからでもまけるのですよ。 さて、時間がなくなりましたので、畑作問題あるいはシスト線虫問題につきましてはここで打ち切りにいたしたいと思います。 以上、私は幾つか問題の提起をいたしました。
そのために私どもは、畑作価格にしても、あるいはそのほかの行政上の指導にしても、制度的な問題にしても、輪作経営ができるような手だてが必要であるという主張を繰り返ししてきたのであります。いまD−D薫蒸駆除をやるにしても、たとえば地温が十度以上でなければいけないという制約があります。こうなってくると、冬やるわけにいかないし、春、雪が解けたからといって三度や五度の土壌にやってもだめであります。
○堀川政府委員 豆類につきましては、畑作農業の中において重要な地位を占めておる作物であり、特に北海道におきましては、畑作輪作経営の中でウェートの高いものでございます。 そこで、私ども、小豆を含む先生御指摘の雑豆の輸入の問題につきましては、きわめて慎重に対処しながら、外割りの手続を進めておるところでございます。
なお、一言申し添えますが、ビート糖業はただいまでは北海道だけでございますが、このビート糖業の本質といたしまして、輪作経営というものがビート糖業を中心として成り立って、畑地の地力維持、農業の生産増強、生産効率の向上に非常に役立っておるということを一言つけ加えさせていただきまして、今後とも国産糖の振興には先生方の十分な御配慮をお願い申し上げまして、本案には全面的に賛成いたしますので、よろしく通過いたしますように
輪作経営の中で大豆をうまく取り入れまして、そしていい経営をつくり上げるということは非常に重要でございますけれども、そういう中でほかの作物の相対価格関係、収益性というようなことから年々の変動は、たとえば最近は、北海道で申せば小豆の価格がかなり好調であったというようなことを反映をして、大豆から小豆にかわったものもございます。
全国平均で見ますと、麦作は五十一年までの間、四十八年に対比いたしまして作付面積で九%増くらいでございますが、北海道におきましてはその間一六八%という伸びでございまして、これはまさに北海道の畑作経営の中において小麦作を取り入れた輪作経営が定着している姿を示しているものというふうに考えます。その際に、やはり地力の問題が大きく考えられておる。
このほか、畜産物、野菜、果実等については、それぞれ、生産、価格、流通の諸施策を強化することとしておりますが、特に、畜産、野菜、てん菜、養蚕につき、それぞれの作目の特性に応じた複合経営あるいは輪作経営の定着を図るための事業を実施することとしております。
将来を考えた場合には、局長もやはり考えておると思うが、北海道全体の畑作の中で、輪作経営やその他を通じててん菜というものを経営の中においても十分に生産をしてもらう。そうなれば、工場側の集荷とか運賃の面から見ると従来よりも平均的にかさむことにはなるが、もうそういうことは言っておれぬと思うのですよ。
いろいろな作物がつくられるし、それから輪作経営で、五年に一回ずつ作物を回転していかなければならぬ。そのローテーションの上から、必ずしもいいものだけをつくるというわけにいかない。そうすると、作物対象で価格その他の問題を考えるとともに、畑作経営全体の問題を畑作農業政策の焦点として取り上げていかなければならないと思うのです。作物の価格の問題その他を取り上げる。
そのような意味において、畑作地帯でありますから、もちろん輪作経営形態も必要でありましょうし、適地適産も必要でありましょうし、あるいはそれに伴う農家経営の安定という条件も必要でありましょうし、いろいろな問題があるわけですが、ことしはことし、来年は来年と出たとこ勝負ではなくて、そういう長期の展望を持った農政というものが確立されておる、そういう中においてバレイショはどのような位置づけをされておるのか。
それから輪作経営という問題、土地の関係があるということですが、これは畑作経営における基本的な技術の問題ですから、こんなものは最初からわかっておるのです。これは狂ったということではないと思うのです。ですから、最初の計画にこういうものが全然見込まれないでやったとすれば、ずさんに過ぎると思うのです。
さらに、畑作経営の安定化のために、酪農業の推進、輪作経営の確立、草地改良など、経営合理化の実現は絶対的な条件でありましょう。しかるに、政府は、連年の災害に当っては、その場限りの弥縫策に終始し、借金政策でごまかし、根本的な掘り下げは、いまだ一度も行なっておらないのであります。
そういうような成績がだいぶございますし、それから輪作経営なんかの問題、あるいは緑肥作物、これとそれから飼料作物との関係、これは切っても切れない関係であります。そういう面は畑作中心にしてすでに研究されております。そういうようなものはこれは緯度の関係で北海道における平地の試験研究の結果は、私は本州の山麓地帯にも十分に使えると思う。
輪作経営等を適宜に織込みでいけるようにしたいというのが、この法案の趣旨であります。また実行上も主食の生産の割当といいましても、過去の実績業を勘案してやるのであります。また先般の割当をいたしましたものについては、いろいろそういう輪作関係等を檢討してみようというのは、こまかいことではございますが、あれだけの主食をつくるための面績を考えなるかという点を詳細檢討をしたのであります。
次にこの法案を見ますれば、本体におきまして、日本の農業は今非面に略奪的な農業でありまして、輪作経営というものは全然できなくなると思いますが、農林当局はどう考えるか。
たとえて言えば、麦の作付が合理的な経営を侵して、輪作経営ができない程度まで割当を受けておる一つの例をとつてみますと、女満別という麦の生産地帶でありますが、この麦の生産地帶に対して全作付の五割五分の麦割当がなされておる、こうなりますと、どうやりくりいたしましても輪作経営ができない、だぶつてくる。